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消臭管に関する報道記事

日本の発明品で養豚場の悪臭が減ったという趣旨が書かれたデンマークの養豚雑誌の記事。

 

弊社のフィンランドの代理店が現地新聞にとりあげられました。

 

上の新聞記事の翻訳文

 

(1枚目の写真キャプション)

照明器具を手にしながら消臭管を紹介するヨルマ・ヘルミ氏とエイラ・ヘルミ氏。装置による豚の健康への影響について、現在、調査が進められている。デンマークでは、ウパヤ生まれの装置導入後、豚の尾かじりが著しく減少した。

 

(右側の人物紹介)

どんな人物?

ヨルマ・ヘルミ

職業:実業家

住居:ロイマー市ニーニヨキ

年齢:56歳

資格:電気工事士(1974年)、電気通信技術者(1979年)

経歴:1980年から1983年まで海軍兵技術士、その後3年間ロイマーで工業オートメーションに携わり、コスケライネンのトリオナル社に4年勤務。1990年にヨヘマティック社を立ち上げ、1997年に株式会社へ。1992年に廃業したトリオナル社の業務を引き継いで機器の輸入を始める。

配偶者:あり

趣味:家系調査。母方はカレリア地方西部のヤーッキマ出身、父方はフンッピラ出身。現在、1600年代まで追跡済み。

 

(記事本文)

ヨルマ・ヘルミ氏、日本の消臭管をさらに開発

フォルッサ新聞

ヤーッコ・レイノネン

 

ウパヤ区に本社を置くヨヘマティック社のヨルマ・ヘルミ社長は、豚舎に設置する日本製の消臭管のさらなる開発を進め、ヨーロッパ市場での躍進を狙っている。

2009年9月、ヘルミ氏は養豚業界誌『ピッグ・インターナショナル』を読んでいたところ、豚舎の飲用水パイプに接続する管についての小さな記事に目が留まった。管には酸化金属加工したチップが入っていて、黒光ライトにさらして使用する。

これをきっかけに日本の発明品のさらなる開発が始まった。装置に必要なチップは日本から直接買い求め、他の部品はフィンランドに受注し、ウパヤで装置へまとめあげた。

ヘルミ氏によると、いわゆる機能化した水は豚の腸内細菌を活性化し、ガスや匂いの発生を抑える。これまでに、社長の言うところの健康管はフィンランドの30を超える豚舎に設置された。

目下、ヨーロッパの輸出市場を模索中だ。現在までに、消臭管はデンマーク、オーストリア、ギリシャ、イギリスに輸出されている。来週にはオランダでの最初の取り引きの結果が明らかになる。ヨーロッパにおける販売は、農業界の代理店を通して行われている。

 

国内最初の消臭管はウパヤ駅のパウリ・ペルホ豚舎に設置された。

「庭や豚舎の匂いが変わりました。飲用水として使っている浄化槽のメンテナンスでは、藻は確認されていません」とペルホ氏は言う。

装置が機能しているかどうかは腸内細菌の変化を比較しながら調査している。調査結果は3月には公表される。

消臭管が無用の長物として返却されたケースはこれまでのところない、とヘルミ氏は言う。消臭管一本で豚舎にいる千頭もの豚に対応できる。装置は一機あたり3,000ユーロ弱。チップは適宜、洗浄する必要がある。

「当初から輸出市場を念頭に置いていました。フィンランドの市場は小さすぎますから」とヘルミ社長。消臭管使用後の豚の調子は良くなった。1月にはデンマークの業界フェアで消臭管を紹介したばかりだ。

今現在、フィンランド国内で建設中の豚舎は5棟を下回る。養豚不況は生産者物価の低迷からくるもので、新たな豚舎建設は現在の市場状況から見えてこない。

 

建設中の豚舎への設置獲得競争は極めて厳しい状況だ。1棟に8社が名乗りでる場合もある。

ヨヘマティック社はデンマークのアコ・ファンク社製の装置を輸入販売している。EUのルール変更後は、イギリス製の豚舎のトレーの売れ行きが好調だ。

ヨヘマティック社は牛舎の機器類も取り扱っている。設置は下請け業者に任せ、本社ではヘルミ社長のエイラ・ヘルミ夫人が事務を担当する。本社はウパヤ区のアンナ通り沿いにあり、店舗を構えて5年になる。

 

(2枚目の写真キャプション)

ヨルマ・ヘルミ氏、豚の飲用水を改良する

ウパヤ区にヨヘマティック社を経営するヨルマ・ヘルミ社長は、豚舎に設置する日本製の消臭管を改良した。チップを充填した管に豚の飲用水を通すわけだが、その濾過水を飲んだ豚の腸内の状態が改善した。ヘルミ氏は消臭管を健康管と呼び、輸出市場の製品にすることが目標だと話す。

 

 

 

 

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